闇からこんにちは

夜更けの窓を意識する。オレの窓は北窓だ。画家のアトリエと同じ北窓の少年だ。 闇がガラスの向こうにある。あるはずだ。おい。闇よ。隠れているのか? それとも何か隠しているのか? 闇が濃いほど輝くガラスの窓は明るくひかって答えない。

その消去が生じたとき。メールで挨拶する仕掛けが隠れていた。


そして、メールは発信された。(内容はまったく、だれも知らない。)


と、いうのも、メールはフリードの指示で作られたが、フリードは知らない。

実行された発信は、だれも知らなかった。


そして、闇のセットしたスパムフィルターで、トラップ罠に噛みつぶされた。


「それ」は、返事を期待していなかった。ただ、痕跡を消すそんな暗示を与える。ための発信メールだった。


「それ」も ……理解できない。闇の中にメールは消えて。届かなかった。



    (闇からこんにちは)


     (おわり)

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あと少し、時間内に、訂正箇所、加筆ページがある予定ですが、ここで完結です。


コメントをいただけなかったのは残念ですが。読んでくださったみんなありがとう!


 

闇のさようなら

「タイムUp だ。残念だけどお別れしなければならないことになった」
茜のところに、フリードから、メールが届く。

 残念だ。本当に、ぼくの記憶喪失はまだなおらないけど。もう、そんなことをいわないことにした。そして、毎日たくさんの人の
記憶をもらって生きることにした。

 ぼくは引越しできるかもしれないんだ。そうしたら、きっとまた連絡するよ。

さようなら、あかね。 そして、きみの恋人。イワモト 彼は最高に充実した人生を楽しんでいるね。 どうか、これからも楽しい人生を。

岩本刑事が、部屋のノートパソコンを持ち出して署のLANにつないだ。


しばらく、カタカタ、と、作動していた。パソコンは、静かになってしまった。


「あ、あかねさん? パソコンが動かないんだけどどうしたんだろう?」

「えぇ、なにがあったの?」

「じつは、部屋のパソコンを署に持ってきたんだ」

「あぉ、あなたの部屋でだけ使ってね。と、お願いしたじゃない」

「そんなこと、あったかな? まさか何か不都合なことがあったわけじゃないよね」


「ほら、私のぉ、友達たちが使っているソフトだからひとには見せないでって、~~」

「ああ、それは聞いていたが、データは捜査の継続に必要なんで署に持ってきたんだ」


あぁ、データと共に恋も~~ 消えるか。そんな心配したあかねさんでした。







 

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