「友達となにをしたい?」

「う^^;~   友達しだいだよ。 あそびで使うとしたら、ウソも使えるアプリがいいね」


アプリの使い方をあげていて、二人は、それぞれの日常もたなざらいする。

アメリカと日本と、アプリの使い方もずいぶん違うようだ。

だが、フリードには、闇だから話す日常がない。だれ? 自分は? と、聞きたい。けど聞けない。精一杯のそっちょく、正直に開発の会話は太平洋を越えるラリーになってる。



「正直に告白してしまうと、じつは、友達がいないんだ。~~その、なんというか、ココに就職する前の記憶がないんだ」


「記憶喪失なの? なにそれ、なんで? 原因はわかっているの?」

「原因は、~~まだ、不明だ」


「彼女は知ってるの?」

「ああ、ここに就職してからすぐの、付き合いだった」


「すごい! そういうひとと、友達なんて、わくわくしちゃう!」

「ああ、うれしいね。ともだちといってくれて」